下無調(読み)しもむちょう

精選版 日本国語大辞典 「下無調」の意味・読み・例文・類語

しもむ‐ちょう‥テウ【下無調】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しもむぢょう」とも )
  2. 下無の音を主音にした調子。〔龍鳴抄(1133)〕
  3. 下無の音名の俗称。
    1. [初出の実例]「干(かん)の穴は平調、五の穴は下無調なり」(出典徒然草(1331頃)二一九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む