デジタル大辞泉 「下焦がる」の意味・読み・例文・類語 した‐こが・る【下焦がる】 [動ラ下二]《「した」は心の意》心中ひそかに恋い慕って思い悩む。「あしひきの山田もる庵におく蚊火の―・れつつわが恋ふらくは」〈新古今・恋一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「下焦がる」の意味・読み・例文・類語 した‐こが・る【下焦】 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「した」は心の意 ) 心の中で恋いこがれる。[初出の実例]「わび人の心のうちにくらぶるに富士の山とはしたこがれける」(出典:桂宮丙本忠岑集(10C前))「難波女(なにはめ)のすくも焚く火の下こがれ上はつれなきわが身なりけり〈藤原清輔〉」(出典:千載和歌集(1187)恋一・六六五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例