下牧瓦窯跡(読み)しもまきかわらがまあと

日本歴史地名大系 「下牧瓦窯跡」の解説

下牧瓦窯跡
しもまきかわらがまあと

[現在地名]上牧町大字下牧

昭和三五年(一九六〇)に県道王寺―田原本線沿いの採土工事中に発見された。下牧集落の東南七〇〇メートルにあり、東北から延びる低い丘陵の南斜面に築かれ、南側に焚口、北側に煙道をもつ有段式登窯であった。

窯室は固い粘土質の地盤を掘込んだ半地下式構造で、床幅一・二〇メートル、天井部幅八〇センチ、長さ二・一五メートル、高さ一・〇六メートルで上部に行くにしたがってすぼまっている。傾斜角は約三〇度、天井は蒲鉾形に近く、断面台形に近い。瓦片が敷並べられた床面は六段以上の階段式になっており、各段の幅三〇―四〇センチ、高さ一七、八センチ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む