下神目村(読み)しもこうめむら

日本歴史地名大系 「下神目村」の解説

下神目村
しもこうめむら

[現在地名]建部町下神目

誕生寺たんじようじ川の下流両岸に広がり、北は別所べつしよ・上神目(現久米郡久米南町)、東は神目中・やすたわ(現久米南町)、南は福渡ふくわたり、西は川口かわぐちの各村に接し、福渡より石引乢いしびきたわ(坂)を越えて津山往来が通る。元禄郷帳に「コウノメ」と振仮名を付す。神目村は文安三年(一四四六)四月二二日の志呂宮段米納分(西作誌)や文明一三年(一四八一)七月一〇日の沼元兼家・同治為連署寄進状(豊楽寺文書)などにみえ、慶長年間(一五九六―一六一五)までに上神目村と下神目村とに分れたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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