下紅葉(読み)シタモミジ

デジタル大辞泉 「下紅葉」の意味・読み・例文・類語

した‐もみじ〔‐もみぢ〕【下紅葉】

木々の下葉紅葉したもの。また、物の下に散っている紅葉。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「下紅葉」の意味・読み・例文・類語

した‐もみじ‥もみぢ【下紅葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紅葉した樹木の下葉。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「白露の染めいだす萩(はぎ)のしたもみち衣にうつす秋は来にけり」(出典:班子女王歌合(893頃))
    2. 「裁縫も足利染の下もみぢ〈みつれ〉 とらえて猫の泥拭てやる〈雪瓜〉」(出典:俳諧・七柏集(1781)雪瓜園興行)
  3. 物の下の方にあるもみじ。
    1. [初出の実例]「十月中の十日なれば神のいかきにはふ、くずも色かはりて松の下もみちなど、おとにのみも秋をきかぬかほなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
  4. 植物「きっこうはぐま(亀甲羽熊)」の異名

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