下至(読み)げし

精選版 日本国語大辞典 「下至」の意味・読み・例文・類語

げ‐し【下至】

  1. 〘 名詞 〙 仏語多数を上とし少数を下とし、多数から少数に向かうとき、その中間または多数の方を略したことを表わすことば。
    1. [初出の実例]「彌陀の本願には、下至といへるは、下は上に対して、とこゑまでの衆生かならず往生すべしとしらせたまへるなり」(出典:唯信鈔文意(1257))
    2. 「下至浄人も、心頭にかくるものなかりし」(出典:十善法語(1775)二)
    3. [その他の文献]〔往生礼讚偈‐序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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