心頭(読み)シントウ

精選版 日本国語大辞典 「心頭」の意味・読み・例文・類語

しん‐とう【心頭】

  1. 〘 名詞 〙 胸のあたり。こころ念頭心中
    1. [初出の実例]「過去は心頭なり、現在は拳頭なり、未来は脳後なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)見仏)
    2. 「元よりたんきの雷太郎、いかりしんとうにおこりて」(出典:合巻・雷太郎強悪物語(1806)前)
    3. [その他の文献]〔李山甫‐山中寄梁判官詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「心頭」の読み・字形・画数・意味

【心頭】しんとう

こころ。念頭。唐・李山甫〔山中、梁判官に寄す〕詩 塵事の心頭にる無し (ま)た詩象外より來(きた)る

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