下路村(読み)しもたこじむら

日本歴史地名大系 「下路村」の解説

路村
しもたこじむら

[現在地名]松阪市下蛸路

八太はつた村の東にあり、南は中万ちゆうま村に続く。「神鳳鈔」の萩尾はぎお御園についての記載のなかに「但下蛸道所在内宮御領在之」とあり、中世は当地に神宮領があった。永享一一年(一四三九)の道後政所職事(神宮文庫蔵)に蛸路の地名みえ、当地に道後政所代官が設置され、室町期における神領支配の要所であったと考えられる。近世は津藩領。寛延(一七四八―五一)頃の「宗国史」によれば家数六六、人数二九四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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