下野原村(読み)しものはらむら

日本歴史地名大系 「下野原村」の解説

下野原村
しものはらむら

[現在地名]御坂町下野原

かね川扇状地に位置し、北は井之上いのうえ村。「一蓮寺過去帳」の永享二年(一四三〇)九月三日の聞一房、長禄三年(一四五九)一〇月九日の相阿弥陀仏に記される「下原」は当地と考えられる。天正一〇年(一五八二)六月二六日の徳川家寺領書立(一蓮寺文書)に「七貫文 下原応声寺」とみえ一蓮いちれん(現甲府市)の末寺応声寺領七貫文が記される。翌一一年四月一九日、徳川家康は一蓮寺に対し地内大正寺分六貫文(「徳川家康判物写」寺記)神座山じんざさん権現社(檜峯神社)に一五〇文(「徳川家康印判状写」御庫本古文書纂)二宮に一〇貫文(「徳川家康判物」甲斐二宮神社文書)を安堵した。

慶長古高帳に下ノ原とみえ、高二五〇石余、幕府領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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