下館村
しもだてむら
千石川を挟んで内野村の北、長瀬川東岸平地に位置する。東方には川桁山地の大倉山・毘廬山などがそびえる。北東に端村峯岸があり、川東組に属した。地内には小檜山次郎右衛門が住したと伝える館跡があり、集落西方には土居の跡もあって、村名はこの館に由来するという(猪苗代町史)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では猪苗代郡のうちで下館・嶺岸と併記され、高四九四石余。享保三年(一七一八)には高五八七石余、家数八六、男一七四・女一六八、馬五〇、天明六年(一七八六)には高五八八石余、家数四八、男九八・女一〇八、馬三八(「留帳」小林家文書)。「新編会津風土記」によると家数は本村四五・峯岸五。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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