不加減(読み)フカゲン

デジタル大辞泉 「不加減」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かげん【不加減】

[名・形動ナリ]からだなどの調子がよくないこと。また、そのさま。
「にがい顔して居給へば…是は―にござりますか」〈洒・聖遊廓

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精選版 日本国語大辞典 「不加減」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かげん【不加減】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 加減のよくないこと。適度でないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「老子はにがいかほして居たまへば、李白は気のどくがり『是はふかげんにござりますか』」(出典:洒落本・聖遊廓(1757))
  3. 身体気分などの具合のよくないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「お種の君には御不加減と見受けますが」(出典:歌舞伎・綴合於伝仮名書(高橋お伝)(1879)二幕)

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