不動堂町(読み)ふどうどうちよう

日本歴史地名大系 「不動堂町」の解説

不動堂町
ふどうどうちよう

下京区油小路通木津屋橋下ル

東西に通る塩小路しおこうじ通を挟む両側町。西は堀川ほりかわ通にも面する。

平安京の条坊では左京八条二坊四保一五町及び同一〇町東側。平安中期以降は八条坊門油小路北の地。

寛永以後万治以前京都全図に「不動丁」とあり、以後変化はない。町名は当町に不動堂明王みようおう院があることによるという(坊目誌)。当町域はもとは村落で「不動堂村」と称し、寛永一二年(一六三五)一〇月一〇日の所司代板倉宗重の下知状にも「不動堂村百姓中」とみえる。昭和四一年(一九六六)塩小路通を挟んで南北二町に分れた。

町内南西に鎮座する道祖神どうそじん社は、寛保初京大絵図や、天保二年(一八三一)改正京町絵図細見大成には町内東側にあるが、明治六年(一八七三)鉄道用地となったため、西に移った(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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