不動産融資総量規制(読み)フドウサンユウシソウリョウキセイ

デジタル大辞泉 「不動産融資総量規制」の意味・読み・例文・類語

ふどうさんゆうし‐そうりょうきせい〔‐ソウリヤウキセイ〕【不動産融資総量規制】

総量規制3

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不動産融資総量規制」の意味・わかりやすい解説

不動産融資総量規制
ふどうさんゆうしそうりょうきせい

金融機関からの過剰な不動産融資に対する規制。 1983年頃から土地価格が急騰し始め,85年のいわゆるプラザ合意以降の低金利で金融機関の不動産向け融資が著しく増加した。 87年3月末には全国銀行の不動産融資残高が約 33兆円,前年同期比 33%増となった。大蔵省は 86年4月以降再三にわたって通達出し,その抑制を指導したが効果がなかった。このため,90年4月から全金融機関の融資総量規制が実施されたものの,91年末に地価の安定を理由に総量規制は廃止された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android