不受不施講門派(読み)フジュフセコウモンハ

デジタル大辞泉 「不受不施講門派」の意味・読み・例文・類語

ふじゅふせ‐こうもんは【不受不施講門派】

日蓮講門宗の旧称日奥の孫弟子日講を祖とする、不受不施派別派。岡山市御津鹿瀬みつかせ本覚寺本山とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不受不施講門派」の意味・読み・例文・類語

ふじゅふせ‐こうもんは【不受不施講門派】

  1. 〘 名詞 〙 日蓮講門宗の旧称。日蓮宗不受不施派の別派。日講を派祖とし、岡山県岡山市御津鹿瀬の本覚寺を本山とする。不受不施派と同じく絶対に法華宗以外の信者施物を受けず、法華宗以外の僧に施しをしないが、寺領国主仁恩によるもので敬田供養でないとした。江戸幕府は不受不施派と同様に、この派を厳禁したが、明治一五年(一八八二)三月に公許された。のち、日蓮宗不受不施派と合同して本化正宗と称したが、第二次世界大戦後に分かれ、昭和二一年(一九四六)日蓮講門宗、同六〇年に不受不施日蓮講門宗となる。講門派

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android