不可触賤民(読み)ふかしょくせんみん

旺文社世界史事典 三訂版「不可触賤民」の解説

不可触賤民
ふかしょくせんみん

ヴァルナ制度でその枠外に置かれた最下層の賤民
ヒンディー語でアチュート(触れるべからざるもの),一般的にはパリアと呼ばれ,下水溝・糞尿の掃除や皮剝ぎ・無縁死体運びなど,不浄とされる職業に従事し,その数は8000万を超すといわれた。ガンディーはパリアをハリジャン(神の子)と呼び,ハリジャン運動を提唱して,その地位の向上につとめた。独立後のインド憲法ではこの制度が廃止されているが,今日なお根深い差別が残存しており,社会問題となっている。

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精選版 日本国語大辞典「不可触賤民」の解説

ふかしょく‐せんみん【不可触賤民】

〘名〙 インドのカースト制度においてカーストの外におかれた最下層民。一九五〇年のインド憲法でこの賤民に対する身分差別は廃止されたが、未解決の問題も多い。法律上の呼称は「指定カースト」。パリア。ハリジャン。アンタッチャブル

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