不均化反応(読み)ふきんかはんのう

最新 地学事典 「不均化反応」の解説

ふきんかはんのう
不均化反応

disproportionation reaction

酸化還元反応において,一つの物質の酸化と還元が同時に起きる反応をいう。地質現象のなかで起きる例として,熱水溶液中でのSの酸化還元反応がよく知られている。600℃で磁硫鉄鉱・黄鉄鉱・磁鉄鉱と平衝に近い酸化状態にある溶液中のSO2は,温度の低下に伴う次の反応により硫化水素イオン(還元硫黄種)と硫酸イオン(酸化硫黄種)に分解する。4SO2+4H2O→H2S+3H2SO4。この反応が斑岩型銅鉱床で硫化鉱物と共生する硬石膏の沈殿を規制していると考えられる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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