山川 世界史小辞典 改訂新版 「不干渉協定」の解説
不干渉協定(ふかんしょうきょうてい)
Non-Intervention Agreement
1936年8月,フランスの提案にヨーロッパ諸国が賛同して,スペイン内戦の長期化,国際的波及の回避のため,諸国が中立を保ち,どちらの陣営にも軍事物資を供給しないことに合意した。以後,不干渉委員会が設置され,国境封鎖,新規外国人部隊の入国禁止,武器輸出禁止などの協定を結んだが,ドイツ,イタリアの反乱軍援助は半ば公然と続き,協定は遵守されなかった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報