不手回(読み)ふてまわし

精選版 日本国語大辞典 「不手回」の意味・読み・例文・類語

ふ‐てまわし ‥てまはし【不手回】

〘名〙 (形動) 手回しの悪いこと。物事が順調でないこと。特に、家計のやりくりがうまくつかないこと。また、そのさま。ふてまわり。
浮世草子日本新永代蔵(1713)三「物事ふ手廻(マハ)しになる年あり」

ふ‐てまわり ‥てまはり【不手回】

〘名〙 (形動) =ふてまわし(不手回)
洒落本・風俗通(1800)一「そなたの身を売、その金で薬代も払、命はたすかっても何やかやのふてまはり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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