手回し(読み)テマワシ

デジタル大辞泉 「手回し」の意味・読み・例文・類語

て‐まわし〔‐まはし〕【手回し】

手で回すこと。また、そのもの。「手回し轆轤ろくろ
事前に手くばりすること。手配用意。「幹事手回しがいい」
都合のよいこと。便利。
紙花下されなば宿へ断り申して、一匁引いて取りかへてもらふが―なるべし」〈浮・禁短気・六〉
金銭のやりくりをすること。
「―自由なるまでは、二百年でも待つ金子きんす」〈浄・八百屋お七
[類語]手配手配り用意支度したく準備備え設け手筈てはず手当て段取りぜん立て道具立て下拵したごしら下準備態勢整備備える前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方古来あらかじめ年来旧来前以て先立ってかつてすでに見越し先刻早め根回し早手回し手を回す地固めなら布石事前先手先手を打つ下見予習伏線つとにとうにとっく示し合わせる言い合わせる申し合わせる打ち合わせる口裏を合わせる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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