不整脈で受診する際の注意

六訂版 家庭医学大全科 の解説

不整脈で受診する際の注意
(循環器の病気)

 不整脈を診療した経験が少ない医師にかかった患者さんの多くが、次のような経験をしています。

 急に動悸(どうき)が始まって、しばらく休んでもよくならないので病院へ向かいました。しかし、その途中動悸がおさまってしまい、病院に着いた時はまったく正常の心電図しか記録されません。医師には「気のせいでしょう」とか「狭心症(きょうしんしょう)ではありません」と片づけられることが多く、自分の経験した症状をわかってもらえないという悔しい思いを何度もすることになります。

 不整脈で受診する時は、このような症状を聞いただけで発作性頻拍(ほっさせいひんぱく)を疑って心臓電気生理学的検査をすすめてくれるか、頻拍の止め方を教えてくれる医師をさがすべきです。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

関連語 狭心症

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む