エナンチオ区別触媒ともいう.平面性出発物質から光学活性物質を生成させる能力をもつ.それ自身が光学活性な触媒で,D-酒石酸とNaBrを表面に吸着させた不均一系のラネーニッケル触媒を用いてβ-ケトエステルを接触還元すると,(R)-3-ヒドロキシ酸エステルが光学収率90% で得られることが見いだされた.後年,光学活性なリン化合物を配位子とする均一系のウィルキンソン錯体がオレフィンの不斉触媒還元の触媒作用をもつことが見いだされてから,種々の配位子をもつ金属錯体が開発されてきた.最近は軸不斉をもつBINAP(バイナップ)やNAPHOS(ナホス)の錯体が主流になってきている.また,還元以外の反応についても不斉触媒が開発されている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新