不断香(読み)フダンコウ

デジタル大辞泉 「不断香」の意味・読み・例文・類語

ふだん‐こう〔‐カウ〕【不断香】

昼夜絶え間なく香をたきつづけること。また、その香。
「―の煙みちたり」〈宇治拾遺・一三〉

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精選版 日本国語大辞典 「不断香」の意味・読み・例文・類語

ふだん‐こう‥カウ【不断香】

  1. 〘 名詞 〙 昼夜、絶え間なく香をたくこと。仏前などに香をたき続けること。また、その香。不断の香。
    1. [初出の実例]「焼沈檀香日本不断香」(出典参天台五台山記(1072‐73)五)
    2. 「不断香の香、奄の内に満ち」(出典:今昔物語集(1120頃か)二〇)

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