不覚人(読み)フカクジン

デジタル大辞泉 「不覚人」の意味・読み・例文・類語

ふかく‐じん【不覚人/不覚仁】

ふかくにん(不覚人)」に同じ。
「これは底もなき―にて候ふぞ」〈平家一二

ふかく‐にん【不覚人】

覚悟のできていない人。不心得者。
「汝は人にもあらず、―にこそありけれ」〈今昔・二四・五六

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精選版 日本国語大辞典 「不覚人」の意味・読み・例文・類語

ふかく‐じん【不覚人】

  1. 〘 名詞 〙 覚悟のたしかでない者。臆病な人。卑怯者。また、不覚をとる人。不覚者。不覚悟人。不覚悟者。ふかくにん。
    1. [初出の実例]「汝は人にも非ず、不覚人にこそ有けれ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二四)

ふかく‐にん【不覚人】

  1. 〘 名詞 〙ふかくじん(不覚人)

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