与宇呂保(読み)ようろほ

日本歴史地名大系 「与宇呂保」の解説

与宇呂保
ようろほ

上総国に置かれた保で、養老ようろう川左岸の現中高根なかたかね地域一帯に比定される。鎌倉初期と推定される隆覚書状(九条家冊子本「中右記」元永元年秋巻裏文書)に与宇呂余田検注事とみえ、与宇呂とその余田の検注実施とこれをめぐる百姓の対応などが記される。鎌倉末期と推定される称名寺寺領年貢米注文(金沢文庫文書)によれば、与宇呂保は現米四石五斗余と銭代八石二斗余の計一二石七斗余の年貢を負担納入しており、称名寺々用配分置文(同文書)では、故越州(金沢顕時か)の時に定められた金沢称名寺寺用負担方法に従って、上総女房跡(後継者)が米四石九斗三升と銭八貫七七〇文を負担していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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