世官(読み)セイカン

デジタル大辞泉 「世官」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん〔‐クワン〕【世官】

官職を世襲すること。また、その官職。
封建時代に世位―の風あるも」〈福沢文明論之概略

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世官」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん‥クヮン【世官】

  1. 〘 名詞 〙 官職を世襲すること。また、その官職。
    1. [初出の実例]「昔は官をえらぶに、賢才をもちゆ、後世は、その家になりきたるをれいとす。是を世官と云ふ」(出典:わらんべ草(1660)四)
    2. 「文武の職、世官世族となりしかば、朝廷の威日々におとろへ」(出典:読史余論(1712)二)
    3. [その他の文献]〔孟子‐告子〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android