世帯の少子化・高齢化(読み)せたいのしょうしかこうれいか

知恵蔵 「世帯の少子化・高齢化」の解説

世帯の少子化・高齢化

出生死亡結婚離婚変動に加え、人口移動都市化進行に伴うライフスタイル変化により、世帯構造が変わってきている。平均世帯規模は1960年に4.14人だったが、2005年には2.60人へと大幅に縮小。核家族世帯の割合は第2次世界大戦後増加し、80年には60.3%まで増えたが、その後はやや減少、05年には58.9%である。3世代世帯割合は70年からの35年間で16.1%から9.2%へと減少した。対照的に、一人暮らしの単独世帯は20.3%から27.6%まで上昇し、この傾向は65歳以上の高齢者で顕著である。05年には高齢男性の10人に1人、高齢女性の5人に1人が一人暮らしとなっている。

(小川直宏 日本大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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