世継村
よつぎむら
[現在地名]近江町世継
飯村の西、琵琶湖岸に位置し、南は天野川を挟んで朝妻村(現米原町)。慶長年間(一五九六―一六一五)米原湊が開削・整備されるまでは世継湊が活況を呈したと伝える。中世には四木とも書き、「木間攫」にも「四本の大樹あって民屋を覆ふ故に名づくと云」とある。文明一三年(一四八一)七月の十二条郷地頭方年貢算用返合状(中村文書)に「一石 四木村堀免」「一石 四木宮御寄進」「一斗 四木村寺給米」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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