世良田亮(読み)せらた たすく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「世良田亮」の解説

世良田亮 せらた-たすく

1856-1900 明治時代軍人
安政3年10月3日生まれ。明治8年アメリカに留学,14年帰国。日清(にっしん)戦争には天竜艦長をつとめ,33年軍艦三笠回航委員長,海軍少将となる。日本基督(キリスト)教会信徒として,植村正久の教会設立をたすけた。明治33年8月1日死去。45歳。信濃(しなの)(長野県)出身。アナポリス海軍兵学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「世良田亮」の解説

世良田亮

没年:明治33.8.1(1900)
生年:安政3.10.3(1856.10.31)
明治期の海軍軍人上田藩(長野県)藩士世良田義隆の長男。明治10(1877)年から約4年米国アナポリス海軍兵学校に留学。20年5月から約3年,在清国公使館付駐在武官として,清国海軍の実情を探査した。日清戦争では「天竜」艦長として黄海海戦,威海衛攻撃に加わる。33年海軍少将に進む。

(山村義照)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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