デジタル大辞泉
「世話に砕ける」の意味・読み・例文・類語
世話に砕・ける
1 時代物風に調子を張っていたせりふまわしが、急に庶民的、日常的なくだけた調子に変わる。
2 言葉や身のこなしなどが和らぎ打ち解けて庶民的になる。
「―・け居て、仇気なくって可愛らしくって」〈鏡花・湯島詣〉
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せわ【世話】 に 砕(くだ)ける
歌舞伎のせりふまわしで、時代物風に調子を張っていたのが、急に日常的、庶民的なくだけた調子になる。また、転じて、ことばつきや
態度がうちとけて日常的、庶民的である。
※湯島詣(1899)〈
泉鏡花〉
一八「若殿様のやうで、
世話に砕けて居て」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報