世話形(読み)せわなり

精選版 日本国語大辞典 「世話形」の意味・読み・例文・類語

せわ‐なり【世話形】

〘名〙 歌舞伎で、世話がかった扮装(ふんそう)のこと。すなわち、町人、百姓風の衣装
※歌舞伎・韓人漢文手管始唐人殺し)(1789)三「橋懸りより浪平、黒股引凜々敷(りりしき)(なり)にて抜身を提(さげ)、世話形(なリ)の桐姫を連走り出る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android