両便(読み)リョウベン

精選版 日本国語大辞典 「両便」の意味・読み・例文・類語

りょう‐べんリャウ‥【両便】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 双方ともに便利なこと。両方の便利。
    1. [初出の実例]「我も亦此自安心。豈に両便ならずや」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. [その他の文献]〔漢書‐溝洫志顔師古注〕
  3. 大便と小便。大小便。二便。また、大便器と小便器。
    1. [初出の実例]「両便の誉れ野の萩花の山」(出典:雑俳・柳多留‐一二一(1833))
    2. 「親たちは一生、両便のあるうちに住めないでしまった」(出典:こぶ(1934)〈山本有三〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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