並べ立てる(読み)ナラベタテル

デジタル大辞泉 「並べ立てる」の意味・読み・例文・類語

ならべ‐た・てる【並べ立てる】

[動タ下一][文]ならべた・つ[タ下二]
多くの物を次々に並べる。また、立て並べる。「品物を―・てる」「看板を―・てる」
いろいろ並べて言う。「不平を―・てる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「並べ立てる」の意味・読み・例文・類語

ならべ‐た・てる【並立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ならべた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. ならべてたてる。一つ一つならべる。いくつもならべる。
    1. [初出の実例]「蘇我の大臣蝦夷が児(こ)入鹿臣、家を甘檮(あまかし)の岡に双起(ナラヘタツ)」(出典日本書紀(720)皇極三年一一月(図書寮本訓))
  3. 数えるようにならべあげてあれこれいう。次から次へと列挙していいたてる。
    1. [初出の実例]「謗(そしり)て穴をならべ立(タテ)」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)初)

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