20世紀日本人名事典 「並河亮」の解説
並河 亮
ナミカワ リョウ
昭和期の英文学者,翻訳家,劇作家 元・日本大学教授。
- 生年
- 明治38(1905)年12月26日
- 没年
- 昭和59(1984)年5月8日
- 出生地
- 島根県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学法学部卒
- 学位〔年〕
- 文学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 芸術祭賞,芸術祭奨励賞,モンテカルロ国際テレビ祭カトリック特別賞,イラン王室文化賞,トルコ共和国学術文化賞
- 経歴
- 戦後アプトン・シンクレアの大作「ラニー・バット」の翻訳によって知られた。ほかにドス・パソス作「U・S・A」三部作など現代アメリカ文学の翻訳を手がけ、インド美術の紹介にもつとめた。NHK国際部、毎日放送を経て、文化学院教授、日大教授などを歴任、文化庁芸術祭審査員を務めたこともある。その他の著書として「ウィリアム・ブレイク研究」「ボロブドール」「文楽を護る人々」「ジャズ史」などの他、「人形師忠吉」(日テレ)「女人連禱」(CBC)など多数の放送台本がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報