デジタル大辞泉 「中する」の意味・読み・例文・類語 ちゅう・する【中する】 [動サ変][文]ちゅう・す[サ変]1 まんなかに至る。まっさかりになる。「烈日の天に―・するが如き勢」〈露伴・プラクリチ〉2 かたよっていないさまになる。中庸の道を守る。「これを君子時に―・すと申します」〈続々鳩翁道話〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「中する」の意味・読み・例文・類語 ちゅう‐・する【中】 〘 自動詞 サ行変 〙 [ 文語形 ]ちゅう・す 〘 自動詞 サ行変 〙① まんなかに至る。また、物事がまっさかりになる。〔文明本節用集(室町中)〕② 片寄っていないさまになる。過不及のない中道をとる。中庸の道を守る。[初出の実例]「これを君子時に中すと申します。されば、鏡の空なるがごとく、衡の平なるがごとく」(出典:続々鳩翁道話(1838)一)③ ちょうどよく当てはまる。適合する。[初出の実例]「諸獣類の体格、奇形万状、〈略〉要するに各(みな)其用に中する也」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例