中の手(読み)なかのて

精選版 日本国語大辞典 「中の手」の意味・読み・例文・類語

なか【中】 の 手(て)

  1. 陣備えで、中央の備え。先陣後陣に対する中備え。
    1. [初出の実例]「宮下野守兼信は始、七十騎にて、中の手に有けるが」(出典:太平記(14C後)二九)
  2. 東北東(寅)から吹く風を、佐渡でいう。
    1. [初出の実例]「佐渡の方言に、風は〈略〉寅より吹くを中(ナカ)の手(テ)といふ」(出典随筆烹雑の記(1811)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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