中らい(読み)ナカライ

デジタル大辞泉 「中らい」の意味・読み・例文・類語

なからい〔なからひ〕【中らい/仲らい】

人と人の間柄人間関係。「夫婦の―」
一族親類
上達部の筋にて、―も物きたなき人ならず」〈東屋

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精選版 日本国語大辞典 「中らい」の意味・読み・例文・類語

なからいなからひ【中・仲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人と人との仲。間柄。人間関係。
    1. [初出の実例]「更に御宮仕のやうにもあらで、ただ人の御中らいのやうにておはしますや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
  3. 一族。血縁。親類。
    1. [初出の実例]「同じ御なからひにも、頼み聞こえさせしかば、かやうの折にも人よりはとなん思給し」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)

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