中一色新村(読み)なかいしきしんむら

日本歴史地名大系 「中一色新村」の解説

中一色新村
なかいしきしんむら

[現在地名]稲美町中一色

なか村の北西くもり川中流域の沖積面から、西側の高位段丘面にかけて位置する。当村の南西に位置する一色いしき(現加古川市)からの移住者が開いたという説がある。天満神社(国安天満神社の若宮)創建が寛永二年(一六二五)と伝えられるので、開発はそれ以前と推定される(稲美町史)。明和元年(一七六四)の中一色新村明細帳(宮本家文書)によると最初の検地・高入れは承応二年(一六五三)で高二七二石余。万治元年(一六五八)の検地後は高二七五石余、田方一四町三反余・畑方五町六反余、家数七六・人数三三六、牛一五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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