日本歴史地名大系 「中別保村」の解説 中別保村なかべつぽむら 三重県:安芸郡河芸町中別保村[現在地名]河芸町中別保・一色(いつしき)・影重(かげしげ)大別保(おおべつぽ)村の南方にあり、伊勢湾に面して並ぶ中別保・一色・影重三ヵ村を一括した村である。元来は大別保と併せて「別保」と称していたものが、中世末期、田中(たなか)川を境にして二つに分割され、南側を「中別保」というようになったと考えられる(→大別保村)。文禄検地帳(徳川林政史蔵)は標題を「伊勢国安芸郡別保影重両郷御検地帳」と記しているが、その総石高は四七六・五六四石であるから、大別保から分離した中別保村の石高である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報