中古住宅保証制度(読み)ちゅうこじゅうたくほしょうせいど

知恵蔵 「中古住宅保証制度」の解説

中古住宅保証制度

既存住宅ストックである中古住宅市場を拡大させようとする動きが、活発になっている。国土交通省の特殊法人住宅保証機構は2001年4月から、「検査に合格した住宅の基本構造を最長5年間保証する」という保証制度を始めた。民法では売り手側の責任が限られているため、中古住宅の場合、購入してから見つかる欠陥を巡ってトラブルが発生するケースが多かった。同制度は新築後15年以内の戸建て住宅が対象で、新築時に住宅性能保証制度、住宅性能表示制度、住宅金融公庫融資、建築基準法のうち、どれかに基づく公的な審査を受けることが条件になっている。

(平井允 まちづくりプランナー / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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