中垣(読み)ナカガキ

デジタル大辞泉 「中垣」の意味・読み・例文・類語

なか‐がき【中垣】

隣家との隔ての垣根。また、人との仲を隔てるもののたとえ。
「―の隔てが出来て、ロクロクも話せなかったから」〈左千夫野菊の墓

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精選版 日本国語大辞典 「中垣」の意味・読み・例文・類語

なか‐がき【中垣】

  1. 〘 名詞 〙 隣家との隔ての垣根。ものとものとの隔て。また、仲を隔てさえぎるものにたとえていう。
    1. [初出の実例]「冬ながら春のとなりのちかければなかがきよりぞ花はちりける〈清原深養父〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇二一)

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