日本歴史地名大系 「中山砦跡」の解説 中山砦跡なかやまとりであと 山梨県:北巨摩郡武川村柳沢村中山砦跡[現在地名]武川村柳沢 中山、白州町横手釜無川の支流である大武(おおむ)川と尾白(おじろ)川に挟まれた標高八八七メートルの中山山頂に築かれた戦国時代の山城。白州(はくしゆう)町では北西の中山峠より登山道を整備して便宜を図っている。天正一〇年(一五八二)武田氏滅亡後に起こった徳川氏と北条氏の対陣(天正壬午の乱)の時に武川衆が立籠ったとも、釜無川流域を北上する烽火台ルートの中継点ともいわれる。「甲斐国志」の「中山ノ塁」の条に「天正壬午御対陣ノ時ハ武川衆コレヲ警固ス」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by