中川新一(読み)ナカガワ シンイチ

20世紀日本人名事典 「中川新一」の解説

中川 新一
ナカガワ シンイチ

昭和期の労働運動家 元・国労委員長。



生年
大正9(1920)年1月9日

没年
昭和48(1973)年12月11日

出生地
北海道釧路村(現・釧路市)

学歴〔年〕
高小卒

経歴
昭和11年国鉄釧路鉄道管理局に入り機関助士、召集され復員後、機関士となり26年国鉄労働組合(国労)釧路地方本部書記長、28年国労本部中央執行委員。この間、日本国有鉄道機関車労働組合(機労、後の動労)が結成されたが、国労に残って教宣財務、組織部長を歴任。38年書記長、42年副委員長から44年委員長になった。国鉄当局の生産性向上運動(マル生)に直面、全国的な組織分裂に見舞われたが、46年の国労函館大会で組織をあげて総反攻を指導、事実上国鉄当局を屈伏させた。48年病気のため引退した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中川新一」の解説

中川新一 なかがわ-しんいち

1920-1973 昭和時代後期の労働運動家。
大正9年1月9日生まれ。昭和11年国鉄釧路(くしろ)鉄道管理局にはいり機関助士となる。戦後,機関士となり組合活動にくわわる。26年国鉄労働組合釧路地方本部書記長,38年国労書記長,44年委員長となり,マル生(生産性向上運動)反対闘争を指導した。昭和48年12月11日死去。53歳。北海道出身。
格言など】座して死を待つより立って反撃しよう(昭和46年,国労函館大会のスローガン)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「中川新一」の解説

中川 新一 (なかがわ しんいち)

生年月日:1920年1月9日
昭和時代の労働運動家。国労委員長
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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