中師村(読み)ちゆうしむら

日本歴史地名大系 「中師村」の解説

中師村
ちゆうしむら

[現在地名]蟹田町中師

東は陸奥湾に面し、南は中師川(蟹田川)蟹田村、西は小国おぐに村、北は石浜いしはま村に接する。天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「中深ちうし」とあり、この地域で最も古い集落といえる。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に中師村とあり、高一四・六六石とある。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高四六・〇七八石、うち田方二〇・一一六石、畑方二五・九六二石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android