東奥沿海日誌(読み)とうおうえんかいにつし

日本歴史地名大系 「東奥沿海日誌」の解説

東奥沿海日誌
とうおうえんかいにつし

四巻四冊 松浦武四郎著

成立 嘉永三年

解説 著者は弘化元年―嘉永二年に東北北海道樺太・千島方面を見聞し、翌三年「三航蝦夷日誌」を著したが、同年その付録として「鹿角日誌」とともに本書を完成した。付録二編は津軽南部旅程を総合集成した見事な地誌というべき紀行である。周到な観察による正確な記述は客観的な記録として価値が高い。

活字本 「東奥沿海日誌〈付〉鹿角日誌」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android