日本歴史地名大系 「中御殿跡」の解説 中御殿跡なかごてんあと 福井県:福井市一乗谷地区城戸内村中御殿跡[現在地名]福井市城戸内町朝倉館に南隣し、湯殿(ゆどの)跡庭園から空堀を隔てた南の、ほぼ同じ高さの台地にある。朝倉義景の母光徳院の屋敷跡とも伝えるが、真偽は不明。東側と南側は土塁に囲まれるが、昭和四七年(一九七二)以降の発掘調査によって南の土塁に門、また庭園跡と建物跡の一部が検出された。中御殿跡の下段には新御殿跡がある。慶長三年(一五九八)の城戸内検地帳(「越前及若狭地方の史蹟」所引)にも「新御殿前」の字名が記され、朝倉義景時代に新造された御殿跡であろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by