中振袖(読み)チュウフリソデ

デジタル大辞泉 「中振袖」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ふりそで【中振袖】

袖丈が75~105センチくらいの振袖。未婚女性の晴れ着兼礼装用。→おお振袖

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精選版 日本国語大辞典 「中振袖」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ふりそで【中振袖】

  1. 〘 名詞 〙 中程度の長さの振袖。時代によって、袖の長さに変化があり、振袖の長さに比していわれた。現在は袖丈一〇五センチメートルの大振袖に対して、九五~一〇〇センチメートルぐらいのものをいう。
    1. [初出の実例]「模様も花やぎたる薄藤の中振袖(チュウフリソデ)」(出典:花ごもり(1894)〈樋口一葉〉五)

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世界大百科事典(旧版)内の中振袖の言及

【振袖】より

…戦前は黒地五つ紋付模様物振袖が花嫁衣装であった。現在では未婚女性の礼装として袖丈1m内外の本振袖(大振袖),約90cmの中振袖がある。七五三祝着は男女児ともに振袖が正式とされている。…

※「中振袖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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