中曾根下谷新田(読み)なかそねしたやしんでん

日本歴史地名大系 「中曾根下谷新田」の解説

中曾根下谷新田
なかそねしたやしんでん

[現在地名]流山市深井新田ふかいしんでん、埼玉県吉川市深井新田

今上いまがみ落を境に西深井村の西に位置し、南は平方村ひらかたむら新田。村域は江戸川を越えて同川西岸の庄内古しようないふる川東側にまで広がる。西深井村の村請によって開発された新田村で、深井新田ともいった。庄内古川決壊図(多々良家蔵)では現流山市深井新田の地は「西深井下谷」と表記され、江戸川西岸の吉川市深井新田の地には中曾根の字名が残る。寛保元年(一七四一)の郷差出帳(渡辺家文書)の冒頭に「古検高九〇一石余」「西深井之内、中曾根下谷新田」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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