中期旧石器(読み)ちゅうききゅうせっき

最新 地学事典 「中期旧石器」の解説

ちゅうききゅうせっき
中期旧石器

Middle Paleolithic

ヨーロッパでは,旧人(ネアンデルタール人など)の石器文化とほぼ同義。F.ボルドによるルバロア技法の割合,ハンドアックスの割合,後期旧石器的な石器の割合などによる五つのムステリアン石器群区分が有名。近年,石器石材の質と多少,移動・環境などの観点から,石器群の違いを理解しようとする考えも生まれている。アフリカでは中期石器に相当し,その後半にはすでに石刃技法ナイフ,幾何学的石器など,後期旧石器的石器群が生まれている。日本でも旧石器捏造発覚までは中期旧石器の存在が主張されていたが,現在,中期旧石器の認定をめぐっては議論が続いていて,まだその存在は確定していない。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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