中村悠紀子(読み)ナカムラ ユキコ

20世紀日本人名事典 「中村悠紀子」の解説

中村 悠紀子
ナカムラ ユキコ

昭和期のモデル 画家小磯良平絵画モデル。



生年
昭和22(1947)年

没年
昭和60(1985)年8月12日

経歴
昭和46年、大阪・北区曽根崎の「梅田画廊」に受付兼社長秘書として就職直後、純日本風の面立ちが小磯良平画伯の目にとまってモデルにスカウトされる。以後10年間に「裁縫する女」「N嬢」「黒い衿の女」など画伯の主な作品すべてのモデルとなり、東京・元赤坂の迎賓館の二大壁画、「音楽」「絵画」のメーンモデルもつとめる。その後ニューヨークで日系企業の社長秘書に採用されることになり、準備のため一時帰国中の60年日航機墜落事故の犠牲となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村悠紀子」の解説

中村悠紀子 なかむら-ゆきこ

1947-1985 昭和時代後期のモデル。
昭和22年生まれ。46年大阪の梅田画廊につとめているとき,小磯良平にスカウトされる。「裁縫する女」「N嬢」や,東京赤坂の迎賓館の壁画「絵画」「音楽」などのモデルをつとめた。昭和60年8月12日日航機事故で死去。38歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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