中村金夫(読み)ナカムラ カネオ

20世紀日本人名事典 「中村金夫」の解説

中村 金夫
ナカムラ カネオ

昭和・平成期の実業家 元・日本興業銀行頭取。



生年
大正11(1922)年10月26日

没年
平成11(1999)年2月21日

出生地
京都府京都市

学歴〔年〕
東京帝大法学部〔昭和22年〕卒

主な受賞名〔年〕
ハーバード・ビジネススクール優秀経営者,藍綬褒章〔昭和63年〕,南十字星ブラジル国家勲章コメンタドール章〔平成1年〕

経歴
昭和22年興銀に入り、ニューヨーク駐在員などを経て、47年取締役、50年常務、57年副頭取、59年頭取を歴任。平成2年会長となる。3年架空預金事件で引責辞任ハーバード大学への留学経験を持つなど国際派として知られ、興銀の国際化に努めた。金利調整審委員、証券取引審委員、経済同友会副代表幹事もつとめた。旧制三高時代は山岳部キャプテン

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村金夫」の解説

中村金夫 なかむら-かねお

1922-1999 昭和後期-平成時代の経営者。
大正11年10月26日生まれ。昭和22年日本興業銀行にはいる。海運,化学,石油など幅ひろい分野で産業金融を担当し,59年頭取,平成2年会長。3年巨額不正融資事件で引責辞任。国際派バンカーとして知られ,経済同友会副代表幹事,金利調整審議会委員などもつとめた。平成11年2月21日死去。76歳。京都出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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